NST便り-第42報-

NST構成委員としての臨床研修

 当院は日本病態栄養学会「栄養管理・NST実施施設」および「栄養管理・指導実施施設」 認定規約に基づいて,日本病態栄養学会よりNST研修施設の認定を受けています.

 このたび2名の方が遠方からでしたが,無事研修を終了され,研修に対する感想などをいただきました.

お疲れ様でした.自院でも益々,栄養,経口摂取,嚥下などの分野でご活躍下さい.

 

                     黒川泰任

 

寄稿

NST研修を終えて

苫小牧市立病院管理栄養士の澁谷と申します.

 私は,病棟栄養士として患者様の栄養管理に携わるほか,昨年よりNST活動の中の嚥下チームの一員として,嚥下障害のある患者様への嚥下評価や栄養提案を行い,栄養サポートを行っています.

 この度の研修に参加させていただき,黒川先生には患者さんの病状,栄養状態を知るためには,まず患者様を診ることが大切であると教えてくださいました.診て,判断するためには当然知識が必要であり,小さなことでも疑問を持つ姿勢も大切です.またNST活動や口腔ケア,薬剤についてなど,多くのことを学ばせていただきました.今回の研修での学びを活かし,患者さんに「栄養士がいるから安心だね」と思っていただけるような栄養サポートができるよう,これからも精進してまいりたいと思います.

 ご指導いただきました黒川先生をはじめ,医療スタッフの皆様,ご協力していただきました患者様に感謝申し上げます.

こんにちは.苫小牧市立病院薬剤師 横山と申します.

 2022年8月30日と31日,2023年4月11日と12日の4日間,江別谷藤病院で栄養や病気について詳しく勉強するために,NST研修会に参加させて頂きました.医師である黒川先生をはじめ,様々な医療スタッフの方から講義を受けることができ,とても有意義な時間を過ごすことが出来ました.また,回診では他(多)職種の方々が協力し合い,患者様に,より良い医療を提供するために切磋琢磨している姿を見ることが出来ました.

 今回の貴重な経験を活かし,今後も薬剤師業務に取り組んでいきたいと思います.この研修を実現させてくださいました江別谷藤病院の皆様,黒川先生,外部講師の先生,回診でまわらせて頂いた患者様,すべての方々に感謝を申し上げます.本当にありがとうございました.

 また最後に余談ではありますが,皆様は苫小牧市がどこにあるかご存じでしょうか.苫小牧市は北海道胆振群の海岸沿いにある市です.北寄貝やハスカップが特産で,ホッキカレーや銘菓『よいとまけ』が有名です.江別西ICから苫小牧方面へ道央自動車道を走っていくと1時間ちょっとで到着する距離なので,ぜひ苫小牧に遊びにきて頂けると嬉しいです.