NST便り-第80報-
掲載日:2026.01.01
アルコールについて
初めまして,理学療法士の岡本です.
早速ですが,私はお酒が大好きです.最近は寒くなってきましたが,暑い日のお酒はたまりません.寒くても毎晩夕飯時にビール,風呂上りにハイボールは欠かせません.
そんな中で皆さんはお酒の「強い・弱い」について知っていますか?今回はアルコールの代謝についてお話ししたいと思います.
まず,お酒を飲んで「酔う」とは,「血液に溶け込んで脳に運ばれたアルコールによって脳が麻痺」する状態のことです.
人によってお酒が飲める人,飲めない人の特徴を紹介していきます.
一つ目:遺伝による体質の違いです.
アルコールが体内に入ると,「アセトアルデヒト」という物質に分解されます.この物質は毒性が強く,顔面紅潮・頭痛・吐き気・頻脈などの不快な症状を引き起こします.
この物質を分解してくれるのが「ALDH2(アルデヒト脱水素酵素2)」です.日本人の40%は活性が弱い「低活性型」,さらに4%は「不活性型」と呼ばれ,ALDH2の働きが全くなくお酒を飲めない体質と言われています.これらのタイプの人達は少量のお酒でも気分が悪くなってしまうため,無理な飲酒は止めましょう.
2つ目:体重による違いです.
体重が重い人と軽い人が同じ量のお酒を飲むとどうなると思いますか?上記でも「酔う」ことの説明をしていますが,体重の重い人ほど血液量・水分量が多いため,血中のアルコール濃度が薄くなりその分酔いにくいと言われています.
3つ目:男女の違いです.
一般的に男性に比べ女性はアルコールの影響を受けやすいと考えられています.身体も肝臓も男性に比べ小さく,アルコール分解が遅くなるため影響を受けやすく,肝臓への負担も大きいです.平均すると1時間に分解できるアルコールの量は,男性8 gに対して女性は6 gと言われています.
また,一般的に女性は男性に比べ体脂肪が多く,体内水分量が少ないため,血中アルコール濃度が高くなる傾向があります.そのため女性の方がアルコールの影響を受けやすいと言われています.
まだまだ他にも年齢など影響することもありますが,長くなるためこの辺で!
皆さんも無理のない程度に,お酒を楽しみましょう.


