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NST便り-第76報-

掲載日:2025.10.22

ATPとアルギニン

理学療法士の古宇田です.

最近,筋トレを始めようと思いたったのですが,「なかなか始められない」「やる気が起きない」毎日をモヤモヤと過ごしています.

そこで,筋トレに必要な栄養についてお話ししたいと思います.

あまり聞き慣れないと思いますが,人間の活動自体にも,筋肉が活動するためにもATPというエネルギーがとても重要です.ATPは何から作られるかと言うと,『グルコース(糖)』です.だから体内の『糖』が不足したら,筋肉が働きにくかったり,脳も働きにくくなって「ぼーっ」とすることもあるかもしれません.ただ,『糖』を分解してエネルギー(ATP)を作るのには時間がかかります.普段からしっかりと大事な栄養を摂って,朝・昼・晩の規則正しい食生活と,適度に炭水化物を摂取していれば1日元気に過ごすことはできます.

今回はより強い負荷での筋力トレーニングに限定してお話をしたいと思います!

筋力トレーニングと言えば,重たいバーベル等を持ち上げたりするのがイメージされます.通院して,リハビリをしていて担当の理学療法士に自宅での運動として,足上げやスクワットなどの筋力トレーニングを指導された,という行為も立派な筋力トレーニングです.筋力トレーニングを行ううえで大事なのが先程のATPの話です.

筋の活動に必須なATPですが,『糖』を分解して得られるATPは生成に少々時間を要します.実は筋肉には早い運動をするための特別なATPを得るための別の過程があります.それがクレアチンリン酸を分解して作られるATPです.

このクレアチンリン酸を分解するときに作られるATPには即効性があります.種々の方法で産生されるATPエネルギーの内,単位時間あたり最も高出力ですが,わずか7秒ほどしかエネルギー出力がありません.しかし,瞬発運動のエネルギー源としては最重要で,ウサイン ボルトのエネルギーというわけです.

このクレアチンはアルギニンとグリシンから合成されるので赤身の肉などの動物性食品に多く含まれている『アルギニン』から蓄えることができます.つまり筋力トレーニング前にアルギニンなどの栄養を摂取してから実施することで,筋力トレーニングの効果を最大限に期待できるということです.

野菜中心の食餌ではアルギニンの量が足りなくなってしまうので,ドリンクやサプリなどで必要な分を補えるとより良いですね!

自分自身もアルギニンを摂って,「マッチョなボディー」を目指して頑張ります!

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