NST便り-第73報-
掲載日:2025.06.03
初めまして言語聴覚士の細川です.
突然ですが,皆さん!ビールは好きですか?私は先日,新人歓迎会でビールを飲む機会がありました.その時ふと「お酒は適量なら体に良い」という噂を思い出しました.今回はその噂が本当なのか,本当ならどういった理屈なのか.ビールについて調べましたので,少し紹介させていただきます.
ビールの主原料は,大麦,ホップ,酵母が含まれていて,それぞれ体に良い作用をもたらしてくれます.
大麦にはβ-グルカンという水溶性の食物繊維が含まれていて,悪玉コレステロールや内臓脂肪を低減させる働きがあります.
ホップは女性ホルモンと似た働きをするフィストロゲンが含まれているため,更年期障害を低減することが知られています.また,抗酸化物質も含まれていて,ストレス,紫外線,食品の添加物などで生じる老化の原因を抑えてくれます.他にも鎮静作用,催眠作用,抗菌作用,健胃作用,食欲増進などの効果もあるとされています.
酵母の成分は約50%がタンパク質です.そこには18種類のアミノ酸が含まれており,しかも体内で作ることのできない必須アミノ酸が8種類も含まれています.アミノ酸には代謝の促進や,免疫力を向上させる働きがあります.また,不足しがちなビタミンB群も豊富に含まれていて,体内に取り入れた栄養素のエネルギー変換を助けてくれます.それにより新陳代謝が活発になり,疲労回復の促進などをしてくれます.さらにカルシウム,カリウム,マグネシウムなどのミネラルも豊富に含まれていて,特にカリウムが多く,塩分の取りすぎを調節してくれます.ちなみに,ビールを飲むとトイレが近くなり,塩気のあるおつまみが欲しくなる理由の一つはこのカリウムの働きによるものです.
このように沢山の良い成分を含んでいるビールですが,残念ながら製造過程によってこれらの成分が抑えられている場合があります.これについて,工夫しているビールもあるようなので,買う前に成分を調べてみると良いかもしれませんね.
ただし,どんなに良い成分が含まれていても,飲みすぎは身体に害なので,注意いたしましょう.
参考文献
1.日本ビール株式会社
2.ビール党必読!医師が「ビールは健康にイイ!」という根拠


