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NST便り-第72報-

掲載日:2025.05.13

好き嫌い

看護師の鈴木です.

私事ですが昨年子供が生まれ,2月までの8ヶ月間育児休暇を取らせていただきました.

お風呂,おむつ交換,寝付け,ご飯を食べさせるなど,自分ができることは若干仕事の延長感もありましたが………

この休暇の間に離乳食が始まり,今は三回食になりました.

ご飯を食べさせていて,お粥や果物は残すけど,野菜スープは全部飲んだりと,「食べ始めたばかりなのに食べ物への嗜好がある」ことに驚きました.

 新生児には苦味を拒否する反射が備えられており,苦味のある物質には毒性があることが多いため本能的に拒否する,この反射が乳児期にはあると言われています.

 幼児と大人の味覚や食嗜好を研究において,低濃度~高濃度の味溶液を口に含んで味わった際に幼児の方が低濃度の溶液で味認知することが報告されています.

子供の味覚は大人より「敏感」で,大人がきにしないちょっとした苦味や酸味といった本能的に嫌う味を強く感じていると思われます.

「おいしい」は舌で感じる味覚だけではなく,嗅覚,視覚などの五感のほかに,生理状態や心理状態,経過や知識などを総合して感じ取っていくそうです.

うちの子もこれからたくさん食べて経験し,おいしさを感じ,成長していってもらいたいと強く感じました.

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