NST便り-第67報-
掲載日:2025.01.07
NSTたより
「味覚」
お久しぶりです.言語聴覚士の小松です.
いきなりですが,皆さんは好きな食べ物や嫌いな食べ物はありますか?
よく,「子供の頃は苦手だったけれど,大人になったら食べられるようになった!」なんて話を聞きますが,皆さんも1つや2つこの経験があるのではないでしょうか.
今回は,この味覚の変化について調べてみたのでお話したいと思います.
私たちの舌には味蕾(みらい)という味を感じる受容体があります.これは,乳児期が最も多く,約1万個あります.その後,刺激物や喫煙などで摩耗し,成人では7500個ほどになるのだそうです.味蕾の数が減少することにより,味を感じる機能は鈍くなり.味覚が変化(劣化)すると言われているそうですよ.
もしかしたら,子供の頃は苦手だった食べ物も,大人になった今なら食べられるようになっているかもしれませんね.
この機会に,皆さんも苦手な食べ物にチャレンジしてみてはいかがでしょうか?