NST便り-第5報-
掲載日:2019.11.15
NST便り-第5報-
皆様,はじめまして.言語聴覚士の磯崎孝輔と申します.
20年間,言語聴覚士としてコツコツ努めてきましたが,「NST」という新たな学びの場を,成長の機会ととらえ,自分なりに日々奮闘しております.
言語聴覚士としては「口から食べて,栄養状態を回復してもらえるように…」と,いつも考えを巡らせますが,医療の発展により「超高齢化社会」と言われる日本ですので,なかなかそうはいきません….
「超高齢化社会」なので当然なのかもしれませんが,高齢者の肺炎予防に関しては,「食事形態」,「栄養補助食品」,「食事姿勢」など,様々な研究が行われ,特に誤嚥予防については,日本は「研究熱心だ」と言われています.
日本にはおいしい食べ物が沢山あって,食べることを,単に「栄養補給」として捉えるのではなく,「味」,「香り」,「美しさ」,「情緒」そして「風情」といった沢山の要素で楽しむ文化があります.日本人が食べることに対して「研究熱心」なのは,こうした文化を大切に思う国民性(個人的見解ですが)であると,いつも感じながら仕事に取り組んでいます.こういった仕事に携われることは大変光栄なことです.
今後も,皆様の「食べる楽しみ」を支援していけるように頑張ります!
磯崎孝輔(言語聴覚士)