NST便り-第46報-

NST研修

 

2023年6月に岩見沢市立栗沢病院から2名の方がNSTの実地研修にこられました.

実習の内容や感想などをいただきました.

今後も自院でご活躍下さい.

 

 今後のやる気につながったNST研修

 

岩見沢市立栗沢病院 看護師長の髙柳と申します.

今回,2023年6月20日と21日,2023年6月27日と28日の4日間研修をさせていただきました.

 岩見沢市立栗沢病院では,今年度以下の①~③に力を入れて取り組んでいます.

  • NSTの立ち上げに向けた取り組み

(立ち上げに向け,管理栄養士1名,薬剤師1名,看護師3名が研修参加)

  • 摂食嚥下に関する取り組み

(嚥下造影や嚥下内視鏡で嚥下機能を評価し,個別性に応じたプランを立案して摂食嚥下訓練を実施している)

  • 口腔内の状態把握とケアの充実

(近隣歯科と協力体制を取り,歯科治療や口腔内のケアに関する指導をしていただいている)

 「新たな取り組みとして立ち上げるNSTに向け,率先して活動したい」,また,栄養管理について学習し,患者の栄養状態を維持あるいは改善するように「チームでどのように活動しているのかを学びたい」と思い,研修に参加しました.

 栄養状態の評価は,様々なデータや患者様の身体状況・使用薬剤の把握など,患者様の全体像を捉え,様々なコメディカルスタッフ間でカンファレンスすることで,患者様に必要な援助を見つけ出すことができると実感しました.今後の活動に向けて,栄養について学習していきたいと思います.

黒川先生をはじめ,4日間担当して下さった管理栄養士の津川様,口腔ケアについて講義をしてくださった外部講師の高橋様,薬剤と栄養の関係について講義をしていただいた薬剤師の中陳様,回診や摂食訓練で見学させていただいた患者様,症例発表会に出席して下さった皆様に深く感謝いたします.黒川先生の質問には,学習不足で答えられないことばかりでしたが,楽しい時間を過ごすことができました.

ありがとうございました.

 

NST研修を終えて

 

岩見沢市立栗沢病院 管理栄養士の松山知恵美と申します.

 栗沢病院では2023年4月より,新院長が就任いたしました.新しい取り組みの一つであるNST活動の導入を目指し,江別谷藤病院様で行われているNST研修会に参加させて頂きました.

研修期間は4日間でしたが,とても充実した研修会でした.

黒川先生,素敵なご講義を頂きありがとうございました.

栄養とは何か,NSTとはどのような活動であり,どのように取り組むべきなのかなど,たくさんのことを教えて頂きました.

患者様の栄養状態から考えられる病状を読みとり,表情や身体動作の違和感,口腔内や皮膚の状態など,患者様をあらゆる角度からしっかり診ることが大切であること.また,患者様にとって最適な栄養療法とは何なのか,多職種で知恵を絞り,発言し合いながら検討し実施していくことが重要であることなど,多くのことを学ばせて頂きました.

NST回診では,患者様の触診中もコミュニケーションを取り,患者様はとても笑顔でご自身のことを話され,それと同時にNSTメンバーが最適な栄養療法の方針を検討されていらっしゃいました.患者様にあまり不安を与えずに,身体状態はしっかりと診察されていることに,とても感銘を受けました.

栗沢病院のNST活動が開始した時には,今回学ばせて頂いたことをしっかりと活かし,【栗沢病院 栄養お助け隊】の一員として,栄養部門の最適な栄養療法が提案できるよう努力していきたいと思っております.

ご指導頂きました黒川先生,管理栄養士の津川先生,薬剤師の中陳先生,また,医療スタッフの皆様,回診させて頂いた患者様,貴重なお時間を頂き誠にありがとうございました.感謝の気持ちでいっぱいです.

 

NST便り-第45報-

NST構成委員としての臨床研修

 当院は日本病態栄養学会「栄養管理・NST実施施設」および「栄養管理・指導実施施設」 認定規約に基づいて,日本病態栄養学会よりNST研修施設の認定を受けています.

 前回に引き続き,さらに2名の方が無事研修を終了されました.お疲れ様でした.自院で栄養,経口摂取,嚥下などの分野で益々ご活躍下さい.

 

研修に対する感想などをいただきました.

                                         黒川泰任

 

NST研修を終えて

 

札幌市の啓生会病院 管理栄養士 井田順子と申します.

7月4日・5日と11・12日の4日間 江別谷藤病院のNST研修に参加させて頂きました.

NSTのスタッフが自然に連携して患者様に医療を提供し,その中でお互いの知識を高めている姿を見せて頂きました.黒川先生はじめ栄養士・薬剤師・摂食嚥下障害認定看護師の方々のすぐに役立てる内容の講義を聞く機会を得ました.また,MRIやDXA等の医療機器も詳しく見せて頂き,通常ではできない体験をすることが出来ました.黒川先生には視野を広げて頂いたと感謝しております.この数日間で本当に多くの事を学ばせて頂きました.今回の貴重な経験を日々の業務に活かして参りたいと思います.

ご指導頂きました黒川先生,栄養サポートチームの皆様,事務長様,NST回診で勉強させてくださった患者様,今回の研修でお世話になった江別谷藤病院の皆様に感謝申し上げます.

 

 

啓生会病院 薬剤師 横田裕子と申します.

この度は貴院にてNST研修をさせていただきありがとうございました.

黒川先生の盛りだくさんの講義をはじめ,中陳先生や津川さんの講義は大変勉強になると同時に良い刺激になりました.

 口腔ケアの講義では,実際の患者様の口腔内の様子をオブラートRを使って体験させていただき,口腔ケアの大切さを実感いたしました.何より回診では患者様が笑顔で快く研修に協力してくださったことはとても有難く,大変貴重な経験となりました.患者様を自分の目で診ること,そしてコミュニケーションを図ることで様々な気づきや疑問が生まれます.

多職種連携で病態を探り情報交換を行うことで早期回復に努めていくというチームの重要性を切に感じる4日間でした.学ばせていただいたことを当院での活動に役立てられるよう邁進してまいります.

今回の研修に際しましては,お忙しい中,黒川先生やスタッフの皆様にご尽力いただけたこと心から感謝しております.

お礼文にて失礼いたします.

         

2023年7月14日 

啓生会病院薬剤師 横田裕子

 

6月5日~6月30日迄の内科診療について

内科代診のお知らせ

  内科 小泉 和輝 医師の退職に伴い、6/6から6/30までの診療は、

常勤医・出張医にて代診致します。

ご了承の程、お願い致します。

通常 代診

AM

休診

PM

代診

PM

代診

AM

代診

AM

江別谷藤病院

NST便り-第44報-

し ん た ま

 

桜も終わり,どんどんと過ごしやすい季節になってきましたね.

私はこの間,スーパーで”新玉ねぎ”を見つけて春を感じました.

ところで皆さん,新玉ねぎはなぜ”新”と付くのかご存知でしょうか.

新玉ねぎは,温暖な地域で3~4月頃に出荷される早取りの玉ねぎの総称で,「黄玉ねぎ」や「白玉ねぎ」を,収穫後すぐに出荷させたものを言います.

通常,玉ねぎは,一か月ほど乾燥させて出荷されますが,新玉ねぎは,乾燥させずにすぐ出荷されることから,みずみずしくて肉質が柔らかく,普通の玉ねぎよりも辛味が少なく感じられます.それらを区別するために付けられたのだそうです.

また,玉ねぎには辛味の元になる硫化アリルも豊富に含まれています.硫化アリルには,消化液の分泌を促進して新陳代謝を盛んにし,血液をサラサラにする働きがあると言われています.

硫化アリルは水溶性で熱に弱いので,新玉ねぎを生で食べることで,硫化アリルを効率良く摂ることができるそうです.

皆さんも是非旬な野菜で,美味しく健康にお過ごしください.

言語聴覚士 小松結愛

 

 

引用文献:農林水産省HP

 

 

 

 

退職のお知らせ

  • 内科医師 小泉先生退職のお知らせ

 この度、内科の小泉医師が退職することとなりました。

最終診療日は6月3日(土)となりますのでお知らせいたします。

 診療体制につきましては、6月中は院内の医師及び出張医にて対応いたします。

 尚、後任として7月より中野医師が着任予定となっております。

患者様には、大変ご不便、ご迷惑おかけいたしますが、ご理解の程よろしくお願い致します。

江別谷藤病院院長

NST便り-第43報-

ビタミンと尿検査

ビタミンを健康や美容のためにサプリメント,食品などから積極的にとられている方も多いと思われます.

ビタミンには脂溶性ビタミン(ビタミンD,A,K,E)と水溶性ビタミン(ビタミンC,Bなど)があります.脂溶性ビタミンは油に溶けやすく,摂りすぎると副作用をおこすため過剰摂取には注意が必要です.水溶性ビタミンは水に溶けやすく,摂りすぎた分はそのまま尿中に排泄されます. 

サプリメントや栄養ドリンクを飲んだあとの尿は通常より色が濃くなることがあります.これはビタミンB₂の影響で尿が蛍光イエローに着色されるためです.

また,ビタミンCは尿検査に影響を与え,潜血や尿糖などの項目が陰性化することがあります.

通常の果物や野菜の摂取では影響はありませんが,サプリメント摂取時は高濃度のビタミンが排泄されるため,健康診断などの尿検査の際には数日前から一時服用をお休み下さい.

臨床検査技師 山本 みお

NST便り-第42報-

NST構成委員としての臨床研修

 当院は日本病態栄養学会「栄養管理・NST実施施設」および「栄養管理・指導実施施設」 認定規約に基づいて,日本病態栄養学会よりNST研修施設の認定を受けています.

 このたび2名の方が遠方からでしたが,無事研修を終了され,研修に対する感想などをいただきました.

お疲れ様でした.自院でも益々,栄養,経口摂取,嚥下などの分野でご活躍下さい.

 

                     黒川泰任

 

寄稿

NST研修を終えて

苫小牧市立病院管理栄養士の澁谷と申します.

 私は,病棟栄養士として患者様の栄養管理に携わるほか,昨年よりNST活動の中の嚥下チームの一員として,嚥下障害のある患者様への嚥下評価や栄養提案を行い,栄養サポートを行っています.

 この度の研修に参加させていただき,黒川先生には患者さんの病状,栄養状態を知るためには,まず患者様を診ることが大切であると教えてくださいました.診て,判断するためには当然知識が必要であり,小さなことでも疑問を持つ姿勢も大切です.またNST活動や口腔ケア,薬剤についてなど,多くのことを学ばせていただきました.今回の研修での学びを活かし,患者さんに「栄養士がいるから安心だね」と思っていただけるような栄養サポートができるよう,これからも精進してまいりたいと思います.

 ご指導いただきました黒川先生をはじめ,医療スタッフの皆様,ご協力していただきました患者様に感謝申し上げます.

こんにちは.苫小牧市立病院薬剤師 横山と申します.

 2022年8月30日と31日,2023年4月11日と12日の4日間,江別谷藤病院で栄養や病気について詳しく勉強するために,NST研修会に参加させて頂きました.医師である黒川先生をはじめ,様々な医療スタッフの方から講義を受けることができ,とても有意義な時間を過ごすことが出来ました.また,回診では他(多)職種の方々が協力し合い,患者様に,より良い医療を提供するために切磋琢磨している姿を見ることが出来ました.

 今回の貴重な経験を活かし,今後も薬剤師業務に取り組んでいきたいと思います.この研修を実現させてくださいました江別谷藤病院の皆様,黒川先生,外部講師の先生,回診でまわらせて頂いた患者様,すべての方々に感謝を申し上げます.本当にありがとうございました.

 また最後に余談ではありますが,皆様は苫小牧市がどこにあるかご存じでしょうか.苫小牧市は北海道胆振群の海岸沿いにある市です.北寄貝やハスカップが特産で,ホッキカレーや銘菓『よいとまけ』が有名です.江別西ICから苫小牧方面へ道央自動車道を走っていくと1時間ちょっとで到着する距離なので,ぜひ苫小牧に遊びにきて頂けると嬉しいです.

 

病院見学会(看護師)のお知らせ

2023病院見学会(看護師)のお知らせ

対象:看護学生の方 (学生以外で転職を検討されている方も歓迎です)

日時:令和5年3月18日(土) 10:30~11:30 

   令和5年3月29日(水) 10:30~11:30 

   令和5年4月  8日(土) 10:30~11:30 

   令和5年4月12日(水) 10:30~11:30 

見学会に参加を希望される方、上記以外の日時をご希望の方はホームページのお問い合わせから、もしくはお電話でご連絡ください。

問い合わせ先:看護部 大澤