6月5日~6月30日迄の内科診療について

内科代診のお知らせ

  内科 小泉 和輝 医師の退職に伴い、6/6から6/30までの診療は、

常勤医・出張医にて代診致します。

ご了承の程、お願い致します。

通常 代診

AM

休診

PM

代診

PM

代診

AM

代診

AM

江別谷藤病院

NST便り-第44報-

し ん た ま

 

桜も終わり,どんどんと過ごしやすい季節になってきましたね.

私はこの間,スーパーで”新玉ねぎ”を見つけて春を感じました.

ところで皆さん,新玉ねぎはなぜ”新”と付くのかご存知でしょうか.

新玉ねぎは,温暖な地域で3~4月頃に出荷される早取りの玉ねぎの総称で,「黄玉ねぎ」や「白玉ねぎ」を,収穫後すぐに出荷させたものを言います.

通常,玉ねぎは,一か月ほど乾燥させて出荷されますが,新玉ねぎは,乾燥させずにすぐ出荷されることから,みずみずしくて肉質が柔らかく,普通の玉ねぎよりも辛味が少なく感じられます.それらを区別するために付けられたのだそうです.

また,玉ねぎには辛味の元になる硫化アリルも豊富に含まれています.硫化アリルには,消化液の分泌を促進して新陳代謝を盛んにし,血液をサラサラにする働きがあると言われています.

硫化アリルは水溶性で熱に弱いので,新玉ねぎを生で食べることで,硫化アリルを効率良く摂ることができるそうです.

皆さんも是非旬な野菜で,美味しく健康にお過ごしください.

言語聴覚士 小松結愛

 

 

引用文献:農林水産省HP

 

 

 

 

退職のお知らせ

  • 内科医師 小泉先生退職のお知らせ

 この度、内科の小泉医師が退職することとなりました。

最終診療日は6月3日(土)となりますのでお知らせいたします。

 診療体制につきましては、6月中は院内の医師及び出張医にて対応いたします。

 尚、後任として7月より中野医師が着任予定となっております。

患者様には、大変ご不便、ご迷惑おかけいたしますが、ご理解の程よろしくお願い致します。

江別谷藤病院院長

NST便り-第43報-

ビタミンと尿検査

ビタミンを健康や美容のためにサプリメント,食品などから積極的にとられている方も多いと思われます.

ビタミンには脂溶性ビタミン(ビタミンD,A,K,E)と水溶性ビタミン(ビタミンC,Bなど)があります.脂溶性ビタミンは油に溶けやすく,摂りすぎると副作用をおこすため過剰摂取には注意が必要です.水溶性ビタミンは水に溶けやすく,摂りすぎた分はそのまま尿中に排泄されます. 

サプリメントや栄養ドリンクを飲んだあとの尿は通常より色が濃くなることがあります.これはビタミンB₂の影響で尿が蛍光イエローに着色されるためです.

また,ビタミンCは尿検査に影響を与え,潜血や尿糖などの項目が陰性化することがあります.

通常の果物や野菜の摂取では影響はありませんが,サプリメント摂取時は高濃度のビタミンが排泄されるため,健康診断などの尿検査の際には数日前から一時服用をお休み下さい.

臨床検査技師 山本 みお

NST便り-第42報-

NST構成委員としての臨床研修

 当院は日本病態栄養学会「栄養管理・NST実施施設」および「栄養管理・指導実施施設」 認定規約に基づいて,日本病態栄養学会よりNST研修施設の認定を受けています.

 このたび2名の方が遠方からでしたが,無事研修を終了され,研修に対する感想などをいただきました.

お疲れ様でした.自院でも益々,栄養,経口摂取,嚥下などの分野でご活躍下さい.

 

                     黒川泰任

 

寄稿

NST研修を終えて

苫小牧市立病院管理栄養士の澁谷と申します.

 私は,病棟栄養士として患者様の栄養管理に携わるほか,昨年よりNST活動の中の嚥下チームの一員として,嚥下障害のある患者様への嚥下評価や栄養提案を行い,栄養サポートを行っています.

 この度の研修に参加させていただき,黒川先生には患者さんの病状,栄養状態を知るためには,まず患者様を診ることが大切であると教えてくださいました.診て,判断するためには当然知識が必要であり,小さなことでも疑問を持つ姿勢も大切です.またNST活動や口腔ケア,薬剤についてなど,多くのことを学ばせていただきました.今回の研修での学びを活かし,患者さんに「栄養士がいるから安心だね」と思っていただけるような栄養サポートができるよう,これからも精進してまいりたいと思います.

 ご指導いただきました黒川先生をはじめ,医療スタッフの皆様,ご協力していただきました患者様に感謝申し上げます.

こんにちは.苫小牧市立病院薬剤師 横山と申します.

 2022年8月30日と31日,2023年4月11日と12日の4日間,江別谷藤病院で栄養や病気について詳しく勉強するために,NST研修会に参加させて頂きました.医師である黒川先生をはじめ,様々な医療スタッフの方から講義を受けることができ,とても有意義な時間を過ごすことが出来ました.また,回診では他(多)職種の方々が協力し合い,患者様に,より良い医療を提供するために切磋琢磨している姿を見ることが出来ました.

 今回の貴重な経験を活かし,今後も薬剤師業務に取り組んでいきたいと思います.この研修を実現させてくださいました江別谷藤病院の皆様,黒川先生,外部講師の先生,回診でまわらせて頂いた患者様,すべての方々に感謝を申し上げます.本当にありがとうございました.

 また最後に余談ではありますが,皆様は苫小牧市がどこにあるかご存じでしょうか.苫小牧市は北海道胆振群の海岸沿いにある市です.北寄貝やハスカップが特産で,ホッキカレーや銘菓『よいとまけ』が有名です.江別西ICから苫小牧方面へ道央自動車道を走っていくと1時間ちょっとで到着する距離なので,ぜひ苫小牧に遊びにきて頂けると嬉しいです.

 

病院見学会(看護師)のお知らせ

2023病院見学会(看護師)のお知らせ

対象:看護学生の方 (学生以外で転職を検討されている方も歓迎です)

日時:令和5年3月18日(土) 10:30~11:30 

   令和5年3月29日(水) 10:30~11:30 

   令和5年4月  8日(土) 10:30~11:30 

   令和5年4月12日(水) 10:30~11:30 

見学会に参加を希望される方、上記以外の日時をご希望の方はホームページのお問い合わせから、もしくはお電話でご連絡ください。

問い合わせ先:看護部 大澤

看護師採用試験日のお知らせ

2024年度 看護師採用試験日のお知らせ

2024年4月採用・新卒看護師の試験日をお知らせいたします。

日時:

令和5年4月15日(土) 10時~12時

令和5年5月20日(土) 10時~12時

令和5年6月17日(土) 10時~12時

*定員に達したい終了します。

内容:面接・800字程度の小論文

※ご希望の方は、各試験日の2週間前までに下記の書類を郵送し、直接ご連絡下さい。

・成績証明書〈新卒の方のみ〉

・履歴書〈自筆〉志望動機の記入欄があるもの


*既卒の方の採用募集は、面接のみ随時行います。

下記の書類を面接日にご持参ください。

・履歴書 

・看護師〈准看護師〉免許証のコピー


当院への就職を希望される方は、ホームページのお問い合わせから、もしくはお電話でご連絡ください。

問い合わせ先:看護部 大澤

NST便り-第41報-

26回日本病態栄養学会 年次学術集会に現地参加して

管理栄養士 町田郁子

 2023年1月13日から1月15日まで,第26回日本病態栄養学会 年次学術集会が,岐阜大学医学部附属地域医療医学センター特任教授・岐阜綜合健診センター所長 村上啓雄先生を会長に,京都国際会館およびweb上で開催されました.例年は会場に6000人ほどが参会しますが,今回は「参加者数:4,885名,セッション視聴数:15,513件(2023年1月15日現在)」と発表されました.演題数は390件でした.

 当院からは以下の内容で参加しています.

一般演題:筋肉量測定法における誤差 不正確の原因

      黒川泰任

 教育講演3:入院・各種施設における低ナトリウム血症と脱水

      指定演者:黒川泰任

 教育講演10:咽頭・喉頭機能とその評価

      座長:黒川泰任

【話題性としての感想】

 メディアで御高名な,大阪大学大学院 医学系研究科 感染制御学 /大阪大学医学部附属病院 感染制御部 /感染症総合教育研究拠点 忽那賢志(くつな さとし)教授による教育講演

COVID-19 総括 3年間を振り返る」でした.

 私たち管理栄養士にとって,なかなか勉強する機会が得られない新興感染症について,第一人者である有名な先生から直接講義を受けることができた大変貴重な経験でした. 

50分間の短時間で,人類の感染症の歴史,ウイルスの構造,変異の仕組み,m-RNAワクチンの仕組み,感染状況や感染対策の現状と今後の展望について,抱いていた疑問が一瞬で氷解するような素晴らしいご教授をいただきました.

管理栄養士の立場から最も気になる給食現場の使い捨て食器対応の件については, 「科学的には食器から感染することはほぼないため,通常食器対応で構わないが, 科学的にこうだと言ってもなかなか理解が得られないことが多いため,ゆっくり説明し,周囲の状況を見ながら少しずつ変えていくのが良いのではないか」と発言されました.

 

【新規性としての感想】

  • 耳鼻咽喉科教授による咽頭・喉頭の機能評価の講演
     総合病院勤務の管理栄養士でなければ,耳鼻咽喉科医師から実例をまじえて直接ご教授いただける機会は皆無なため,大変貴重な講義でした. 当院で主に実施されている嚥下造影検査(VF)とは異なる嚥下内視鏡検査(VE)による評価過程の動画が,よく理解できました.特に,多様な嚥下障害の実例動画による梨状陥凹の状態と喉頭蓋の動きは,学生時代の御遺体解剖実習での動かない喉頭蓋を指で掴んで確認したのみの自分にとって,その動く様子は衝撃的でした.
  • 各業者による栄養補助食品サンプル展示
     従来は,おやつ系の甘味ゼリーや塩味スープ類がほとんどだったのものが, 今回は,食事系の主菜対応商品(牛すき焼き,マグロ,鯖味味噌煮,豚肉生姜焼きの各種煮こごり,肉じゃが等)やプリン(黒蜜や胡麻あずき風味)等,摂食嚥下機能に配慮しながら1カップの少量でたんぱく質の補給もできるような高齢者向け商品が多数,新規に開発されておりました.

【重要性としての感想】

  • 昨年に引き続き,塩分管理の話題が多数取り上げられていたため,学会としても重要なテーマと位置付けていると考えられました. 
     当院の病態栄養指導医による教育講演「入院・各種施設における低ナトリウム血症と脱水」の他にも電解質異常と骨折・認知症(教育講演)」,「高齢心不全患者の栄養管理(日本心不全学会合同パネルディスカッション)」,「心不全等の食塩制限(コントラバーシー)」が企画され,1日の食事提供塩分6g未満の管理はエビデンスレベルC,また,減塩遵守できた人のほうが予後不良との報告もあり,心不全の塩分管理において,「従来の減塩食一辺倒は栄養投与という点からは必ずしも適当ではない」との結論を再確認しました

血清アルブミン値の適切な解釈についての講演    血清アルブミン値は,現在国内外で用いられている様々な栄養評価ツールの殆どに採用されている項目の1つであり,当院NSTでも栄養スクリーニング項目となっております.故にその適切な解釈は重要で,学会で検討の場があることは有意義と考えられました.