NST便り-第60報-

 

はじめまして!

 

理学療法士の古宇田と申します.今年度からNSTに加わることになりました.よろしくお願いします!

私の趣味は野球観戦なのですが,今「大谷翔平」選手の名前を聞かない日はないくらいに大活躍していますね.最近結婚もして公私ともに絶好調☆彡のまさしく時の人ですが,大谷選手のトレーニング動画が話題になっていたことをご存知でしょうか?

エンゼルス時代の動画で,およそ200 kg超の重りを両手で持ってスクワットを数回繰り返している動画があります.大谷選手のトレーニング動画は我々が見ても,本場のアスレチックトレーナーが見ても,とにかくフォームが美しく,基本に忠実であることがわかります.中でも大谷選手の「ヒップヒンジ」に着目している人が多く,今の大活躍の陰には血のにじむほどの努力や確かな知識があったのは間違いありません.

「ヒンジ」とは蝶番のことを指し,ヒップヒンジはお尻を軸にしてお腹と太ももが近づく動作のことを言います.ただのお辞儀とは少し違い,骨盤を立てて胸を張った状態でお腹と太ももを近づける,すごく良い姿勢でのスクワットみたいなイメージです.

ヒップヒンジを意識することでより効果的にお尻の筋肉を鍛えることができます.そして,大腰筋という筋肉も働かせることもできます.野球においても姿勢保持おいても大腰筋はとても重要だと言われており,その注目度は年々増すばかりです.

大腰筋とはお肉屋さんで言うとヒレ肉のことを指すらしいです.赤身が多く柔らかい,とても美味しい部位ですよね.私も大好きです.(高級なので普段はあまり食べませんが…)

大腰筋は腰から大腿骨まで伸びている筋肉で,「座位での姿勢保持に重要であり,また立位でも上半身と下半身を結びつける重要な役割を果たすことになる」と言われています.そして,お年を召すのに伴い一番委縮する(細くなる)筋肉は太ももやふくらはぎの筋肉ではないのです.なんと大腰筋だったのです.

大腰筋は走る時に使われる筋肉だからということもありますが,骨盤に対して姿勢を真っすぐに保つ役割もあるようです.少しでも良い姿勢を保つためには大腰筋を働かせてあげる必要があるということみたいですね.

大腰筋を働かせるポイントとしては,立った状態から棒などを持ち両手はバンザイ,胸を張った状態でお腹と太ももを近づけるようにスクワットをしてみてはどうでしょう?立派なヒレ肉の出来上がりです☆彡

(どこかに痛みがあるときは決して無理はしないでくださいね.)

引用文献:

 総合リハビリテーション 「高齢化とリハビリテーション」

 大腰筋機能の臨床的考察